ネット買取とは専門サイトに登録をすると買取専用の段ボールが自宅に届きそこに売りたい本を入れてもう一度送り返すシステムです。
査定金額はメールでのお知らせか電話連絡となり、査定金額に納得がいったら銀行振込で入金をしてくれます。
ここではネット買取と店舗買取、どちらが高い査定金額が付くのか、古本屋で30年間働いていた私の経験と知識を基に説明をしていきます。

どちらの方法で本を売るか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
ネット買取と店舗買取では査定方法が違う
ネット買取は全国から本が来るので店舗買取のような査定方法は出来ません。
状態査定ではありますが基本的に本の裏に付いているバーコードを読み取り市場価格を調べて値段を付けます。
それでちゃんとした値段が付くの?と思うかもしれませんが、ほとんどの中古本の市場価格のデータをネット買取業者は持っているので、正確な価格が付きます。
ネット買取のメリットは?
なんといっても自宅にいながら本が売れることでしょう。
重たい本も届いた段ボールに入れてしまえばいいのです。本を店舗に持ち込んだことがある方は経験があると思いますが、持っていくまでが本当に大変なんです。
重たい本を紙袋に入れて持つと取っ手が手に食い込んで結構痛いんです。
そして、やっとの思いで店舗に着きスタッフを探すと接客中でなかなか本を受け取ってもらえない、入店したことさえ気づいていないスタッフもいます。
その点、ネット買取では自分のペースで本を売ることが出来るのです。
ネット買取のデメリットは?
ネット買取のデメリットは査定をするスタッフの顔が見えないことでしょうか。
私は思い入れのある本を売るときに大事に扱ってくれそうなスタッフに査定して欲しいといつも思っています。
もちろん、ネット買取のスタッフが雑に本を扱うとは思っていません。
しかし、自分が何回も何十回も読み返した本を手放すのですから、査定が終了してお金を貰うまで見届けたい気持ちがあります。
ネット買取ではスタッフと客が顔を合わせることはまずないので、私のように思い入れのある本を大事に扱って欲しいと考える人は店舗買取の方がお薦めかもしれません。
また段ボールに入れて送り返すとゆう手間も発生しますから面倒事が嫌いな方は店舗買取の方が良いのかもしれません。
査定金額に差はあるのか?
結論から言うと、ネット買取と店舗買取では確実にネット買取の方が高い査定額がつきます。
ある漫画をネット買取で売った場合、バーコードを読み取り中古本の市場価格を調べます。ここでは一冊100円の値段が付いたとします。
しかし店舗買取では状態もしっかりと確認されるので、ネット買取で一冊100円の値段が付いた漫画が店舗買取では一冊50円しか付かないということがあります。
全ての本がそうではありませんが、場合によってはネット買取で本を売った方が高く買取価格が付く場合が多いです。
なにより自分の時間と移動費と労力を考えるとネット買取の方に軍配があがります。
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結局売るとしたら、どちらがおすすめ?
量が多く店舗に持っていくのが面倒な方はネット買取、思い入れのある本を大事に扱って欲しいと考える方は店舗買取を利用した方が良いでしょう。
私の場合は思い入れのある本は店舗に持っていって査定をしてもらいます。
やはり大事な本なのできちんと最後まで見届けたい気持ちがあります。その他の大量の本はネット買取で一気に売ってしまいます。

どちらもメリット、デメリットはありますが上手に使いこなすことで時間の節約になります。
ネット買取が気になる方は一度試しに利用してみてください。